夏 疲れ 微熱 咳の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
以前は軽い風邪は漢方薬の風邪薬で治していました。
震災後、外はガレキ運搬の車のほこりで窓も開けられません。
「最近、夏の疲れか咳がひどく微熱もあり心配で」と相談を頂ました。
九十歳 女性
以前の薬歴から本治(根本療法)『肺』の陰虚(潤い不足)の傾向が強い方でした。
初秋なのにすでに厚着をしていたので、標治(対称療法)の漢方薬として辛温解表・止咳平喘の漢方を提案しました。
高齢ですが震災を乗り切ったお元気な方で、以前から漢方薬を服用しておられ『腎』と『肺』の漢方を長年服用していました。
秋から冬の養生法をお話ししました。
1.肺は「潤いを好み、乾燥をきらい」ます。肺や皮膚に潤いを補給する。
2.肺を潤す食材:蜂蜜、杏仁、なし(蒸す)、蓮根、豆腐、白きくらげ、大根、百合根、フカヒレ(気仙沼産)
3.気を補う食材:きのこ類、肉類、海老、山芋、さつまいも、じゃがいも
☆今年の猛暑で夏の疲れが乾燥の秋の影響を受けやすいので、潤いの多い食材で肺を元気にしましょう。
数日後お電話があり、「漢方薬を服用したら少し身体が汗ばみ、咳が楽になった」とお礼のお電話を頂きました。
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1